あなたの身近でも起こりうる遺産相続でのトラブルの事例をご紹介します。
ご主人名義の自宅でご主人と二人で暮らしていたAさん。ご主人が亡くなり、遺産分割をすることになった際、「将来、息子が一緒に住んで、面倒を見てくれるから」と一人息子のBさんに自宅の土地・建物を相続させました。
その結果、自宅は息子のBさん名義になりました。
その後、BさんはCさんと結婚し子供も生まれましたが、その矢先にBさんが事故で他界してしまいました。
すると、以前から仲が悪かったCさんは「この土地・建物は私たちのものなので、お母様には出て行ってもらいたい」と、Aさんに家から出ていくように言いました。
その結果、Aさんは長年過ごした家から追い出されてしまいました。
兄のAさんは母親と同居し、妹のBさんは実家の近所に家を建てて住んでいました。AさんとBさんはとても仲の良い兄妹で、Bさんは毎週のようにAさんや母親に会いに行っていました。しかし、その後母親が亡くなり、遺産相続の話になったところ、Aさんが、長男の自分が家督を継ぐから全部遺産をもらう権利があると言い出しました。Bさんは遺産を兄妹で半分ずつ分けようと言いましたがAさんはこれに応じず、遺産がどれくらいあるのかも教えてくれませんでした。これがきっかけでAさんとBさんの関係は険悪になり、最終的には裁判所に調停を申し立てることになりました。
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